おとがたり
朗読 : 長浜奈津子
ヴァイオリン : 喜多直毅
坂口安吾
- 夜長姫と耳男 -
朗読とヴァイオリンで描く、無頼派:坂口安吾の世界
8月5日(金)《札幌俊カフェ》
8月7日(日)《市立小樽文学館》
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「好きな物は咒うか殺すか争うかしなければならないのよ。お前のミロクがダメなのもそのせいだし、お前のバケモノがすばらしいのもそのためなのよ。いつも天井に蛇を吊して、いま私を殺したように立派な仕事をして・・・」
「一心不乱に、オレのイノチを打ちこんだ仕事をやりとげればそれでいいのだ。」
坂口安吾 『夜長姫と耳男』より
夜長姫と耳男 坂口安吾
「一心不乱に、オレのイノチを打ちこんだ仕事をやりとげればそれでいいのだ。」
耳男は兎のように長い耳を持つ20歳の青年で、飛騨随一と言われる匠の弟子である。アナマロに導かれ、師匠の代わりに夜長の里の長者のもとへ赴くが、それは名高い三人の匠に腕を競わせ、まだ13歳の夜長姫のために護身仏を彫らせるだった。
「好きな物は咒うか殺すか争うかしなければならないのよ。お前のミロクがダメなのもそのせいだし、お前のバケモノがすばらしいのもそのためなのよ。いつも天井に蛇を吊して、いま私を殺したように立派な仕事をして・・・」
無邪気さと残酷さを併せ持つ長者の娘・夜長姫と耳男を中心に説話風に語られる、坂口安吾の傑作・幻想小説。
1952(昭和27)年初出。
8月5日(金) 《札幌》
18:30 開場 / 19:00 開演
〒060-0063 北海道札幌市中央区南3条西7丁目4
Kaku imagination 2F
入場料:前売り¥3,000 当日¥3,500 (共にワンドリンク付)
ご予約:011-211-0204(俊カフェ)
nappy_malena@yahoo.co.jp (長浜)
*件名に「おとがたり予約」、メール本文に《8/5 札幌公演》《代表者氏名》《人数》《連絡先電話番号》を必ずご記入の上、お申し込み下さい。
8月7日(日) 《小樽》
18:30 開場 / 19:00 開演
〒047-0031 北海道小樽市色内1-9-5
Tel. 0134-32-2388
入場料:前売り¥1,500 / 当日¥2,000
ご予約・お問い合わせ 090-3339-1281(長浜)
*件名に「おとがたり予約」、メール本文に《8/7小樽公演》《代表者氏名》《人数》《連絡先電話番号》を必ずご記入の上、お申し込み下さい。
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おとがたり
朗読とヴァイオリンの世界
女優・長浜奈津子とヴァイオリン奏者・喜多直毅による朗読ユニット。首都圏を中心に意欲的に活動を行なっている。
これまで市川市文学ミュージアム『永井荷風展 ~荷風の見つめた女性たち~』や船橋市の文化事業、都内ライブハウス等で公演を行なっている。
近年はオリジナルの台本と音楽による石川啄木作品や太宰治『人間失格』の朗読公演の上演など、ユニークな活動が注目を集めている。
物語の持つファンタジーを声や楽器の音を通して空間にありありと描き出すために、即興的に互いの間・抑揚・言葉に反応しながら進行するパフォーマンスは臨場感にあふれ、聴く人はまるで物語の中に居合わせるかのような印象を抱く。
来場者はもとより、文学研究者からも高い評価を得ている。
桐朋学園演劇科卒業後、劇団俳優座へ。
女優として舞台に立ち、朗読や歌の世界でも活動する。
ひとり語り「朗読空間」では永井荷風、坂口安吾、泉鏡花、小泉八雲他、文学作品を朗読。
ヴァイオリニスト喜多直毅氏との朗読ユニット"おとがたり"では『濹東綺譚』他永井荷風作品、『啄木といふ奴』石川啄木、『人間失格』太宰治、『幸福の王子』他オスカー・ワイルド作品などで朗読公演を重ねる。
演劇ではロシア・ルーマニア海外公演『クスコ~愛の叛乱』歌手とモナ役、俳優座劇場プロデュース音楽劇『人形の家』では乳母ヘレーネ役を演じる。
国立音楽大学卒業後、英国にて作編曲を、アルゼンチンにてタンゴ奏法を学ぶ。
現在は即興演奏やオリジナル楽曲を中心とした演奏活動を行っている。
タンゴに即興演奏や現代音楽の要素を取り入れた“喜多直毅クアルテット”の音楽は、そのオリジナリティと精神性において高く評価されている。
他に黒田京子、齋藤徹との演奏や邦楽・韓国伝統音楽奏者・現代舞踏家との共演も数多い。
欧州での演奏も頻繁に行う。
我が国に於いて最も先鋭的な活動を行うヴァイオリニストの一人である。
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